大里城址公園|南城市大里

大里城址公園の広場エリア 南城市の公園

風が吹き抜ける高台の公園

大里城址公園は、その名のとおり、かつて島添大里城(大里城)があった高台の東斜面に位置する風光明媚な公園です。広々として風通しのよい斜面には、春になるとシロツメクサ(クローバー)が咲き乱れ、シートを敷いてお弁当を食べる楽しそうなファミリーの姿が見られます。

大里城址公園の全景
空の広さと足元のクローバーが印象的。
春に咲くクローバーの花
なかには幸運を運ぶ四葉のクローバーも。

公園には眺めのよい展望デッキもあり、ここは知る人ぞ知る絶景ポイント。ミーグスクと呼ばれる島添大里城の支城跡の高台にあるため、正面に馬天や佐敷、北に与那原や西原、南に知念方面と、中城湾全体を一望のもとに見下ろすことができます。

公園にはパークゴルフ場が併設されています。手ぶらで利用できるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(詳細情報はこちら

公園内の遊具について

公園内の遊具の総数はそれほど多くないですが、解放感満点の広々とした原っぱもあり、保育園・幼稚園児などの小さな子供の遊び場としてもうってつけ。広場エリアはゆるやかな斜面になっていて、ただ走るだけでも十分に楽しめます。

また、ほとんどの場所では足元にクローバーが敷きつめられていてふかふかして気持ちよく、もし転んでしまっても地面がむきだしになっていないので安心です。

赤瓦のコンビネーション遊具
赤瓦が特徴的なコンビネーション遊具。

ザイルクライミングに似た感じのネット遊具。支点部分にあるブルーの台からジャンプすると細いネットの網目がクッションの役目を果たすようで、高さはそれほどないのですがしっかり体を動かせるので子供たちには人気のようです。

よく見かけるザイルクライミングは高すぎてちょっと苦手という子供でもチャレンジできるのでおすすめです。

クライミング遊具に似たネット遊具
支柱部分の台の上でひと休みすることも。

ブランコは足腰を固定でき、チェーンも短めの低年齢向けのものが2台。そのとなりに大きな子供向けのブランコが2台あります。

カラフルな色のブランコ
水色と黄色がかわいらしいブランコ。
トンネル型の滑り台
トンネル型の滑り台も2台完備。

吊り具に手をかけてレールの下を滑っていくめずらしい遊具。腕の力だけでつかまるので、おそらくターザンロープよりも力が必要だと思います。

レール遊具
この吊り具をつかんでレールの下を滑る。

体を使う遊具はもちろん、頭を使う遊具もいっぱい。○×ゲームや迷路ボールのパネル遊具が揃います。

マルバツゲームのパネル遊具
マルバツゲームが楽しめるパネル遊具。
ボール迷路のパネル遊具
大人も挑戦したくなるボール迷路。

3つのスロープがひとつにくっついた滑り台。それぞれ表面に異なる凹凸があり、おしりでその感覚を確かめながら、スピードの違いを楽しめるようになっているのだと思います。

3連滑り台
みんなで同時に楽しめる三連の滑り台。

公園内の施設について

大里城址公園には、男女別のトイレ、バリアフリー対応の障がい者用のトイレが完備されています。赤瓦屋根のいかにも沖縄らしいきれいなトイレで、段差のない設計になっているため車いすの方でも利用可能です。

赤瓦屋根に花ブロックのトイレ
いかにも沖縄らしくデザインされたトイレ。
車椅子対応のトイレ
バリアフリー対応のトイレ。

また園内には、ちょっと腰を下ろしてひと息できるベンチや、お昼ごはんを広げて食べることのできるテーブルがあるので、遊び疲れたら無理をせず適度に休憩をとり、熱中症にならないように注意したいですね。

テーブルのある東屋
遊具のすぐそばにある立派な東屋。
腰を下ろすのにちょうどよいベンチ
ちょっと疲れたらベンチで休憩を。
丘の上の展望デッキ
危険な場所に行かないよう柵もある。

公園内の広場には舞台用のステージのような空間も。悪天候の時には雨宿りスポットとして重宝しそうですね。

イベント用の舞台も完備
イベント用の舞台は雨天時の避難場所にも。

公園の入口には立派な事務所があります。パークゴルフをされる方はこちらで事前に受付を済ませておく必要があります。もちろん、道具はすべて貸してくれるので手ぶらで大丈夫です。

公園入口にある事務所
公園のエントランスにある事務所。
公園入口の自動販売機コーナー
エントランスには自動販売機と休憩所も。
公園入口にあるトイレ
こちらは公園入口にあるトイレ。

遊具エリアへは、そこからさらに斜面を下る必要がありますが、徒歩ではなく車でアプローチできるのでとても便利。緑色の徐行ルートを進むこと1分ほどで、遊具エリア横のパーキングスペースに到着です。

遊具エリアへの徐行道路
公園入口から遊具エリアへの道。

駐車場は公園の入口付近にもありますが、やっぱり遊具エリア横の駐車スペースが近くて便利。15台ほどキャパがあるので、何かイベントでもない限り、休日でも十分駐車できると思います。

ちなみに、公園入口から歩いて遊具エリアへ行ったとしても、だいたい3~4分くらいで着くのでご安心を。

遊具横の無料パーキングスペース
向かって右側は車いすの方優先のスペース。

パークゴルフや絶景スポットも

パークゴルフ場

大里城址公園の上部にはパークゴルフ場が併設されています。いわゆるゴルフとは違い、危険もそこまでなく、プレー料金もリーズナブルなため、家族で一緒に何かスポーツを楽しみたいというファミリーにはうってつけです。

定休日は月曜日。営業時間は、8:30~18:30(17:00最終受付)ですのでご注意ください。

パークゴルフ場から眺める公園
パークゴルフ場のはるか下に公園が見える。

ちなみに、事務所のスタッフの方の話によると、通常、子供は小学生以上のみの利用ということですが、空いていてほかにお客さんがいないような場合は、未就学児連れでもラウンド可能なようです。

保育園児・幼稚園児などの小さな子供がいらっしゃる方は、平日や公休日が狙い目かもしれませんね。

大里城址公園パークゴルフ場
最上部(東側)のコースの様子。

展望デッキ

公園のエントランス付近から東側の高台向けに一本道があるのですが、展望台はその先端にあります。ちなみに、ここにもちゃんと駐車場があるので車で行くことができます。

駐車場から展望台へは徒歩1~2分ほどですが、石灰岩でできた階段をのぼる部分があるため、車いすでの利用は厳しいと思います。ただ、簡易的な手すりはあるので、足さえしっかりしていれば、お年寄でもまったく問題ないと思います。

坂の上にある展望デッキ
最後の階段をのぼるとそこが展望台。

デッキの左側、はるか下の方に遊具エリアが見えます。けっこうな高低差があることが分かります。

展望台から遊具エリアを望む
展望台から遊具エリアを見下ろす。

展望デッキにはベンチもあるので小休憩も可能。本島南部地域の各城跡の方角を示した案内図のようなものもあります。

展望デッキの内部

展望台からは中城湾を一望することが。北は海中道路でつながる島々や津堅島、南は知念半島方面まで、息をのむほど美しいパノラマが広がります。

デッキ左側のパノラマ鳥瞰図
デッキ左側一帯の眺めをパノラマで。
デッキ右側のパノラマ鳥瞰図
こちらはデッキ右側一帯のパノラマ。

こんな方におすすめ

大里城址公園は、那覇から車で30~40分程度と決してアクセスのよい公園ではありませんが、小高い丘の上にあるためロケーションのよさは折り紙付き。遊具の充実度を優先される方にはちょっぴり物足りないかと思いますが、人混みの少なさや快適な環境を優先される方にはぴったりの公園といえます。

また、パークゴルフ場も併設されているので、家族一緒にのんびりとスポーツを楽しみたいという方にも格好の場所です。

公園内の遊歩道
歩くのが楽しそうな公園内の遊歩道。

基本情報・地図・アクセス

大里城址(おおざとじょうし)公園は、南城市大里の高台エリアにあり、はじめての方には少し分かりづらいと思うので、時間にゆとりをもって出かけられた方がよいと思います。

糸満・那覇・南風原方面から向かう際には、県道77号線を経由するのが分かりやすいですが、いずれの方角から来たとしても最終的にはくねくねとした道を通ります。

また、与那原や佐敷方面から向かう際も、ダイレクトに抜けられるルートはないため、一度ぐるりと西側から回り込む必要があります。

残念ながら周囲にこれといった目印はないのですが、大里城址公園パークゴルフ場が併設されているので、それを頭に入れておくとよいかと思います。

INFORMATION

住所:沖縄県南城市大里大里386
Map Code:
33 076 026*50
駐車場:無料パーキングあり(約30台)
トイレ:あり(男女別・バリアフリー対応)
休憩スペース:あり(屋根・テーブル・ベンチ付き)
自動販売機:あり